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【第5回】新NISAとiDeCoを併用して税金を抑えながら資産を育てる攻略ガイド

こんにちは。今回は「新NISAとiDeCoを併用して税金を抑えながら資産を育てる攻略ガイド」について記事を書きました朝の通勤で「今日は節約!」と決意したのに、気づけばコンビニで新商品スイーツを買ってる…。


目次

新NISAとiDeCo、どう違う?

新NISAとiDeCoは、どちらも「非課税」で資産形成をサポートしてくれる制度ですが、目的と仕組みが違います。

  • 新NISA
    ・2024年から新制度が開始
    ・年間投資上限:最大360万円(つみたて枠120万円+成長投資枠240万円)
    ・売却や再投資が自由
    ・途中引き出しも可能
    ・対象:誰でも利用可
  • iDeCo
    ・個人型確定拠出年金
    ・毎月5,000円から拠出(上限は職業による:会社員は月2万3000円、フリーランスは月6万8000円)
    ・拠出額は全額所得控除 → 所得税・住民税を軽減
    ・60歳まで引き出し不可
    ・老後資金づくり専用

つまり、新NISA=資産を自由に増やす制度、iDeCo=税金を抑えて老後資金を確保する制度です。


併用のメリットとは?

両方を使うことで「短期〜中期の資産形成」と「長期の老後資金準備」を同時に実現できます。

  • 税金メリットが二重取りできる
    ・新NISA:運用益非課税
    ・iDeCo:所得控除+運用益非課税+受取時の税制優遇
  • 資金の使い分けができる
    ・新NISA:住宅購入や教育費にも活用可能
    ・iDeCo:老後専用資金で強制的に積み立て

例えば年収600万円の会社員がiDeCoに月23,000円拠出すると、年間で約5〜6万円の節税効果があります。これを長期で積み立てると数百万円の差に。


新NISAの攻略法:長期・分散・積立

新NISAを攻略するポイントは「長期・分散・積立」の3つです。

  • 長期投資
    株価は短期的に上下しますが、20年以上のスパンでは右肩上がり。
    → S&P500や全世界株式インデックスなどが有力。
  • 分散投資
    日本株だけでなく、米国株・新興国・債券もバランスよく。
    → eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が人気。
  • 積立投資
    毎月一定額を買うドルコスト平均法でリスクを抑える。
    → つみたて枠120万円を満額活用すると月10万円まで可能。

想定効果:20年間、年利5%で毎月10万円積み立てると約4,000万円に成長。


iDeCoの攻略法:節税効果と老後資金

iDeCoは「税金を抑えつつ老後資金を強制的に作れる」制度。

  • 節税効果
    年収600万円の会社員が月23,000円拠出すると、年間で約27.6万円積み立て、所得税・住民税で約5〜6万円軽減。
    → 20年で100万円以上の節税効果。
  • 投資戦略
    ・20〜40代 → 株式インデックス中心(成長重視)
    ・50代以降 → 債券や定期預金でリスク低減
  • 商品例
    ・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
    ・たわらノーロード先進国株式
    ・野村DC国内債券

想定効果:30年間拠出+年利4%運用で2,000万円超の老後資金に。


おすすめ投資先の具体例

初心者に人気の鉄板ファンドを紹介します。

  • 新NISA向け
    ・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
    ・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
    ・楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • iDeCo向け
    ・S&P500インデックス
    ・国内債券ファンド(リスク抑制用)
    ・ターゲットイヤーファンド(退職時期に合わせて自動で資産配分調整)

併用シミュレーション:数字で見る効果

仮に「年収600万円の会社員」が以下の設定で運用するとします。

  • 新NISA:月10万円(年120万円)、年利5%
  • iDeCo:月23,000円(年27.6万円)、年利4%

20年後の結果

  • 新NISA → 約4,000万円
  • iDeCo → 約1,000万円+節税効果100万円以上
  • 合計:約5,100万円相当の資産形成

20年間で“給与の約8年分”に相当する資産差をつくれる。


注意点

  • iDeCoは60歳まで引き出し不可 → 余裕資金で拠出
  • 新NISAは投資上限がある → 毎年満額を狙う計画性が必要
  • 投資信託にも手数料差がある → 信託報酬は必ず確認
  • 元本保証はない → 値下がりリスクも理解しておく

まとめ(今日からの一歩)

新NISAは「自由に増やす投資」、iDeCoは「節税しながら老後資金」。
両方を使うことで、短期と長期の両面から資産形成が進みます。

まずは

  1. iDeCoに月5,000円から始める
  2. 新NISAのつみたて枠を設定する
  3. 毎月の積立を自動化する

この3ステップを今日から実行すれば、将来の不安が「見える資産」に変わります。

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