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【第9回】無駄な保険に入ってない?必要な保険と不必要な保険の見極め術

こんにちは。今日も皆さんの家計健全化をサポートできればと思います。保険の営業さんに「万が一のためですよ〜」と言われて、気がつけば月2万円も保険料を払っている自分…。でも解約となると「もったいないですよ」と引き留められてズルズル継続。まさに保険沼にハマった典型パターンですね。


目次

日本の公的保険制度は世界最高水準|民間保険がほぼ不要な理由

高額療養費制度の威力

日本の医療保険制度は驚異的に充実しています。高額療養費制度により、月間医療費が数百万円かかっても、実質負担は月額約10万円が上限となります。

実例:友人が結核で集中治療室に2ヶ月入院し、治療費が400万円かかったケースでも、実際の支払いは20万円(月10万円×2ヶ月)でした。

傷病手当金による収入保障

会社員の場合、病気やケガで働けなくなっても傷病手当金により給与の約67%が最大1年6ヶ月支給されます。これは民間の所得補償保険と同等レベルの手厚い保障です。

障害年金制度

万が一障害を負った場合も、障害等級に応じて障害年金が支給されます。1級なら年額約98万円、2級なら年額約78万円の終身保障があります。

👉 これらの公的保障を理解すれば、民間保険の必要性は激減します。


本当に必要な保険は3つだけ|月5,000円で十分な根拠

  1. 掛け捨て生命保険(家族がいる場合のみ)
  • 対象者:扶養家族がいる世帯主
  • 保険金額:2,000万円程度
  • 月額保険料:約2,000円
  • 推奨会社:ライフネット生命、楽天生命
  1. 火災保険
  • 賃貸物件:年間4,000円〜6,000円
  • 持ち家:一括見積もりで比較
  • 推奨会社:日新火災、全労済
  1. 自動車保険(対人・対物無制限のみ)
  • 月額保険料:4,000円〜6,000円
  • 必須補償:対人・対物無制限、弁護士特約
  • 不要な補償:車両保険

👉 合計月額:約5,000円以下


入ってはいけない保険10選|年間20万円の無駄遣いを防ぐ

  1. 貯蓄型保険(終身保険・養老保険等)
  2. 医療保険・がん保険
  3. 学資保険
  4. 個人年金保険
  5. ドル建て保険
  6. 所得補償保険(公的保障で十分)
  7. ペット保険(コスパ悪すぎ)
  8. 払済保険(解約時の罠)
  9. 特定疾病保険(保障範囲が限定的)
  10. 介護保険(公的介護保険で基本対応可能)

👉 これらはすべて「コスパが悪い」か「公的制度でカバー可能」です。


推奨保険会社と具体的な契約内容|コスパ最優先の選び方

生命保険

  • ライフネット生命「かぞくへの保険」
  • 楽天生命「スーパー定期保険」
  • SBI生命「クリック定期!Neo」

自動車保険

  • 一括見積もりサイトを活用(保険スクエアbang!、インズウェブ、価格.com)
  • 必須補償:対人・対物無制限、人身傷害3,000万円以上、弁護士特約
  • 不要補償:車両保険

火災保険

  • 賃貸:日新火災「お部屋を借りるときの保険」、全労済「住まいる共済」
  • 持ち家:KURABEL等の一括見積もりサイトで比較

注意点:保険営業の巧妙な罠と対処法

  • 「2人に1人はがんになります」 → 高齢者中心の話
  • 「先進医療に備えましょう」 → 実際の利用者は年間3万人程度
  • 「貯金も兼ねられてお得」 → IRRで年0.5〜1%

👉 営業トークは数字で冷静に反論しましょう。


まとめ:今日から実践できる保険見直し術

即座に実行すべき3つの行動

  1. 現在の保険証券を確認(目安:月5,000円以上なら見直し必須)
  2. 不要な保険を解約(医療・がん・貯蓄型は即解約対象)
  3. 浮いた保険料をつみたてNISAで積立

長期的な資産形成効果

月15,000円を30年間投資(年利5%) → 約1,250万円(純利益710万円)

本当の安心とは

  • 公的制度の正確な理解
  • 生活防衛資金(生活費6ヶ月分)
  • 長期投資による資産形成
  • 継続的な収入源

👉 保険で貧乏になるのではなく、真の経済的自由を目指しましょう。

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