こんにちは。今日も皆さんの家計健全化をサポートできればと思います。保険の営業さんに「万が一のためですよ〜」と言われて、気がつけば月2万円も保険料を払っている自分…。でも解約となると「もったいないですよ」と引き留められてズルズル継続。まさに保険沼にハマった典型パターンですね。
目次
日本の公的保険制度は世界最高水準|民間保険がほぼ不要な理由
高額療養費制度の威力
日本の医療保険制度は驚異的に充実しています。高額療養費制度により、月間医療費が数百万円かかっても、実質負担は月額約10万円が上限となります。
実例:友人が結核で集中治療室に2ヶ月入院し、治療費が400万円かかったケースでも、実際の支払いは20万円(月10万円×2ヶ月)でした。
傷病手当金による収入保障
会社員の場合、病気やケガで働けなくなっても傷病手当金により給与の約67%が最大1年6ヶ月支給されます。これは民間の所得補償保険と同等レベルの手厚い保障です。
障害年金制度
万が一障害を負った場合も、障害等級に応じて障害年金が支給されます。1級なら年額約98万円、2級なら年額約78万円の終身保障があります。
👉 これらの公的保障を理解すれば、民間保険の必要性は激減します。
本当に必要な保険は3つだけ|月5,000円で十分な根拠
- 掛け捨て生命保険(家族がいる場合のみ)
- 対象者:扶養家族がいる世帯主
- 保険金額:2,000万円程度
- 月額保険料:約2,000円
- 推奨会社:ライフネット生命、楽天生命
- 火災保険
- 賃貸物件:年間4,000円〜6,000円
- 持ち家:一括見積もりで比較
- 推奨会社:日新火災、全労済
- 自動車保険(対人・対物無制限のみ)
- 月額保険料:4,000円〜6,000円
- 必須補償:対人・対物無制限、弁護士特約
- 不要な補償:車両保険
👉 合計月額:約5,000円以下
入ってはいけない保険10選|年間20万円の無駄遣いを防ぐ
- 貯蓄型保険(終身保険・養老保険等)
- 医療保険・がん保険
- 学資保険
- 個人年金保険
- ドル建て保険
- 所得補償保険(公的保障で十分)
- ペット保険(コスパ悪すぎ)
- 払済保険(解約時の罠)
- 特定疾病保険(保障範囲が限定的)
- 介護保険(公的介護保険で基本対応可能)
👉 これらはすべて「コスパが悪い」か「公的制度でカバー可能」です。
推奨保険会社と具体的な契約内容|コスパ最優先の選び方
生命保険
- ライフネット生命「かぞくへの保険」
- 楽天生命「スーパー定期保険」
- SBI生命「クリック定期!Neo」
自動車保険
- 一括見積もりサイトを活用(保険スクエアbang!、インズウェブ、価格.com)
- 必須補償:対人・対物無制限、人身傷害3,000万円以上、弁護士特約
- 不要補償:車両保険
火災保険
- 賃貸:日新火災「お部屋を借りるときの保険」、全労済「住まいる共済」
- 持ち家:KURABEL等の一括見積もりサイトで比較
注意点:保険営業の巧妙な罠と対処法
- 「2人に1人はがんになります」 → 高齢者中心の話
- 「先進医療に備えましょう」 → 実際の利用者は年間3万人程度
- 「貯金も兼ねられてお得」 → IRRで年0.5〜1%
👉 営業トークは数字で冷静に反論しましょう。
まとめ:今日から実践できる保険見直し術
即座に実行すべき3つの行動
- 現在の保険証券を確認(目安:月5,000円以上なら見直し必須)
- 不要な保険を解約(医療・がん・貯蓄型は即解約対象)
- 浮いた保険料をつみたてNISAで積立
長期的な資産形成効果
月15,000円を30年間投資(年利5%) → 約1,250万円(純利益710万円)
本当の安心とは
- 公的制度の正確な理解
- 生活防衛資金(生活費6ヶ月分)
- 長期投資による資産形成
- 継続的な収入源
👉 保険で貧乏になるのではなく、真の経済的自由を目指しましょう。
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